◆ 記事内容
ビジネスの概要 | 情報サービス大手、インテックの子会社で印刷事業 を手がけるネプリ(東京・渋谷)はインターネットを活用した名刺の印刷サービ スを始める。 |
業界の状況 | ネットによる名刺印刷サービスは、オフィス用通販大手のアスクルや外資系のキ ンコーズ・ジャパンも始めており、価格競争が始まっている。 |
顧客は誰か |
大企業の総務部など管理部門。 名刺を大量に必要とする大企業から受注を目 指す。 |
顧客にどんな価値を提供するのか | ネットを通じて印刷原稿を直接印刷会社に送るために
中間コストを削減できる。 納期も翌日渡し。 管理部門では手書きで原稿 を受け取っている場合が多く、電子化が遅れていた。 即日渡し可能な名刺の スピード印刷サービスよりは時間がかかるものの、きめ細かなサービスができると している。 |
パートナーにどんな価値を提供するのか | 名刺印刷は1回100〜200枚程度の印刷枚数しかない少
量受注生産となっている。 場合によっては数万件の原版を管理する必要もあ り、小規模な印刷業者が手がけるのは難しかった。 名刺印刷ができなかった ような中小業者を組織化して、実際の印刷作業を委託する形で事業化する。 |
そのために経営資源をどのように組み合わせる
か その経営資源をどのように調達するのか |
発注ソフトは名刺・封筒大手の山桜が開発した。
ネプリは同社とソフトの利用で独占契約を結ぶと共に、名刺用紙を大量購入 しコスト削減につなげる。 |
パートナーとのコミュニケーションをどのよう
に行うのか 顧客とのコミュニケーションをどのように行うのか |
ブラウザを使い、サーバーに蓄積した個人情報を読み
出して使う。 利用者は画面上で自分の名刺の内容を確認、必要があれば修正 を加える。 修正内容は即座に画面上の名刺サンプルに反映する。 企業 の総務部など管理部門が発注した名刺の内容や枚数を確認後、印刷会社に送信す る。 |
どのような流通経路で届けるか | ネット上でソフトを期間貸しするASP形式で販売
する。 物流会社から届く。 |
どのような価格体系か | 初期費用として登録料10万円。 作成手数料が 1件あたり100円。 名刺作成費は別計算になり、月30箱(1箱100枚入り) を印刷する場合で1,300円から1,500円。 |