ソリューション通信7号　キャンバス事例【私は引き出し屋】スナックママがキャリア助言、おじさんに自由と勇気を

このページの目次

私は【引き出し屋】スナックママがキャリア助言　おじさんに自由と勇気を

自分は何をする人か？利害関係のない周囲の人に相談したり、フランクに対話したりすることが、案外に素晴らしいきっかけに。

私は【引き出し屋】スナックママがキャリア助言　おじさんに自由と勇気を

◆ キャンバス事例の出典：今回の描き起こしの情報元の記事

【出世ナビ仕事スタイル自由自在 2019/2/20】
スナックママがキャリア助言　おじさんに自由と勇気を

上記の情報元の記事はそんな長くありません。ぜひ、読んでからPBMキャンバスをご覧ください。読んでいただくと、キャンバスの理解がより深まると思います。

今回事例のPBMキャンバスはこちらです。下図のPDFファイルが別画面で開きます。

引き出し屋PBM

併せてこちらも読みください。
キャンバスの構成、パーソナル・ビジネスモデル９つの要素（個人）

本メルマガの末尾に、上記記事以外で参考にした関連情報のリンクを掲載しています。

人は様々な経験を通して、変わっていきます

最初から、結論に向かって直線的には進みません。

少しずつ自分の中で、自分ならではの熟成を経て、自らの使命を見つけたり、情熱を注げるものに出あたったりします。

それも振り返った場合にそう思えることで、はじめから結果がわかるわけではありません。

行動に移してみなければ何も生まれません。

今回取り上げた事例から、意外な自分の一面に気づき、踏み出すきっかけを得る方法の一つがわかります。

使命感を見出し、情熱を注げる領域を見つける

主人公は、「おじさん」を解放したいという使命感を見出し、情熱を注ぐ領域を見つけました。
自分は何をする人か？の答えを感じたと思います。
きっと未来に光が見えたと思いますが、すぐにこれが成功するとは思わなかったことでしょう。

自分のキャリアのスイートスポット

スイートスポットは自分の、「興味・関心」「能力・スキル」「個性」の重なり合う部分です。
主人公のことを考えると、まさに当てはまるフィールドのようです。
何の制約もなく、キーリソースを駆使して、顧客のニーズと向き合えています。

スイートスポットについての参考記事リンク

自分の「関心」と「スキルと能力」と「個性」。キャリアのスイートスポットを理解する
 キャリアのスイートスポット｜4つの輪とは

キャンバス上でマッチングを確認

さて、使命を実現するために、以下をマッチングさせなければならなかったでしょう。

　・自身の経験（人材の研修・開発など）：キーリソース
　・やりたいこと（40～50代のキャリア開発）：顧客
　・顧客層が集まる場所を確保する：キーアクテビティ
　・ヒキダシワーク・メソッド：キーアクテビティ

株式会社ヒキダシ（https://hikidashi.co.jp/）
のホームページにオンラインワークショップについて次のような記述があります。

一歩踏み出すためのきっかけづくりと仲間づくり、そしてフォローアップセッションによる相互伴走です。
ぜひ人生二毛作目のスタートの機会にしてください。

顧客に与える価値は、「人生二毛作目のスタートの機会」ということでしょう。

経験から引き出される「商品・サービス」「顧客」

会社の設立、その後の事業展開や資金繰りなどの事業計画は随分悩んだと推察できます。
その渦中での方向性をピボットすることは大変な勇気がいることです。

キーリソースと自らの経験から「ヒキダシ・ワーク」を効果的に活用できることから、それらを武器（商品・サービス）に、支援者・協力者の助けられて、一歩を踏み出した。

こう言えば、ことはスムーズに進んだようですが、主人公は、最初から「スナック」を開こうとは思っていなかった。

こちらが望む顧客層との接点がなかなか見つからないことに呻吟していたのかもしれません。

そんな考え方もあるな、くらいに思っていたそうです。
でも、どうしても「スナック」ことが気にかかり、周囲に話してみたら、協力者も登場して、一気に前に踏み出したようです。

そして、麻布十番のスナックで集ってくれる人は望む顧客層の嗜好にフィットしていたということでしょう。

手法タニモク「他人に目標を立ててもらう」

この利害関係のない周囲の人に相談したり、フランクに対話したりすることが、案外に素晴らしいきっかけいなることがあります。

手法として、「タニモク」があります。
他人に目標を考えてもらうというワークショップです。

方法の詳しい内容は、次のリンク先で確認してください。
タニモク
https://tani-moku.jp/index.html

PBMキャンバスの読み方

キャンバスは９つの要素でまとめられています。
次の順番でキャンバスを読んでいきます。

１．キーリソース」から読み始めます。
２．キーアクテビティ
３．顧客
４．与える価値
５．チャネル
６．顧客との関係
７．キーパートナー
８．報酬
９．コスト

キャンバスには、元記事から9つの要素に該当するような情報を、単語や短文にしてピックアップしています。

今回事例のPBMキャンバスはこちらです。

DSPパーソナルビジネスモデルのブログ